アシュタンガヨガではムーンデイは練習をお休みします。
私は、練習がお休みでも同じ時間に目が覚めるので朝の時間に余裕があり、気持ちにもかなりゆとりが生まれます。
そして、そのゆとりからか、私はムーンデイには日頃身体で感じ取っている想いがや気持ちがまとまったり、ふと気づいたりすることが多いように感じます。
ムーンデイは日々の練習後のレストの時間みたいだなと思います。
リラックスでき身体も心も頭も緩みます。
普段の練習も大好きですが、ムーンデイも気持ちがまとまるので楽しみな1日です。
アシュタンガヨガは余計な事を頭で考える暇なく身体を動かすので集中しやすく、その分、心でたくさんの事を感じることが出来るところが魅力の1つだと思います。
今まで家事や子育てに専念していた自分が家族の事以外に夢中になる趣味をもつことは、今まで家事子育て一筋でやってきた自分を、自分で台無しにする気がしていた。
そんな、あるムーンデイ。
自然と自分の中にうもれていた想いが素直に浮かび上がる。
自分に正直でいたいな。と思った。
今までは、家の事だけをしている自分を肯定したいと思っていた。
だけどそれはただの独り相撲で全く必要のないこだわりだということに気づいた。
趣味もやりたいこともなく本当は自分の役割に依存・執着していたことにも気づいた。
そのほうが体裁も良さそうだし、楽だと心の中で思っていた。
アシュタンガヨガの練習をしていくうちに少しずつ自分の中で今までの自分の価値観に違和感を感じ始めていた。
それでも意地になっていて素直になれなかった。
そんな素直になれない自分が余計に自分をしんどくさせていた。
でも、そんなこと、もうどうでもいいと心底思えた。
いつも自分の思い描く理想の母親像や自分の姿からは離れていてギャップがあった。そんな理想像さえどうでもよく思えた。自分の弱さや不器用さやだらしない部分は隠しておきたいと思っていた。でももっと柔軟になりたかった。
自分との戦いはもういいやと思った。
アシュタンガヨガをはじめて、自分らしくいることの大切さに気づいた。
このヨガを純粋にスキだと思える。こんな気持が私にまだあるなら、他のことにも素直になれるんじゃないかと思ったし、素直に受け入れることが出来るんじゃないかと思った。
はじめは、アーサナもできない。順番もなかなか覚えられない。筋肉痛で動けない。体力も自分が思っている程ない…出来ないことだらけに直面した。
でも、出来ない自分を目の当たりにして、それを認めていく。認めざるをえなかった。
毎日繰り返し練習することで、出来ない自分を認めることに少しづつ慣れ、自分の中で抵抗していた内面的な部分も認められるようになったのではないかと思う。
そしてそんな自分を先生にみて頂くことで、本当に少しづつだけど、客観的に自分のことがみれるようになったり、受け入れられるようになるのではないかと思う。
後からおもえば、自分の中での想いは本当は分かっていたはずだけど、向き合うことから逃げて答えを先送りしていただけのような気がする。
頑固な私は、すぐにあるはずのない完璧を求めたり、相変わらず自分から目をそらしたりしてしまいます。
後戻りも繰り返しながら、少しでも前に進めるように時々こんなムーンデイの日のことを思い出し、日々の練習を楽しみます。
毎日練習できる環境にあることに感謝しています!
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